ヤマグチ タダヨシ   Yamaguchi Tadayoshi
  山口 直孝
   所属   二松学舎大学  文学部 国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 国文学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/03/25
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 二人称形式の〈私小説〉――小島信夫『疎林への道』論
執筆形態 単著
掲載誌名 日本文芸学
掲載区分国内
出版社・発行元 日本文芸学会
巻・号・頁 (58),65-82頁
総ページ数 18
著者・共著者 山口直孝
概要 小島信夫が『群像』1966年1月に発表した短編を論じたもの。郊外に住む再婚夫婦の関係を扱った作品が主人公への呼びかけを多用する形式を採用していることに注目し、従来の〈私小説〉における作り手と受け手との安定した関係を揺さぶる狙いがあることを説いた。同時に抽象的な記述が〈私小説〉的な読解を誘発する事情についても触れ、六〇年代後半における小説受容のあり方を確認した。