イトウ シンタロウ
Ito Shintaro
伊藤 晋太郎 所属 二松学舎大学 文学部 中国文学科 二松学舎大学大学院 文学研究科 中国学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/05 |
形態種別 | 学位論文(修士) |
標題 | 「関帝文献」の研究 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 1-193頁 |
概要 | 早稲田大学に提出した博士論文。三国蜀の武将である関羽は後世に神格化されて信仰の対象となる。その神格化された関羽は関帝と呼ばれるが、関帝信仰の高まりと共に、関帝の伝記や伝説、関帝に関する評論や詩詞などを収録した「関帝文献」が数多く出版される。本論文はそれぞれの「関帝文献」にはどのような特色があるのか、「関帝文献」は総体として如何なる特徴や性格を持つのか、「関帝文献」は如何なる目的で編纂・出版されたのか、「関帝文献」は関帝信仰の中でどのように位置づけられるのかなどを解明している。研究の結果、一口に「関帝文献」といっても、関帝信仰に対して冷静な態度で編纂されたものと、関帝に対する熱烈な信仰心をもって編纂されたものとに大別できること、全体としては儒教を奉じる知識人の価値観が強く反映されており、「関帝文献」は儒教の神としての関帝を宣揚するためのツールと位置づけられることが明らかとなった。 |