イトウ シンタロウ   Ito Shintaro
  伊藤 晋太郎
   所属   二松学舎大学  文学部 中国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 中国学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03/31
形態種別 研究論文 
標題 近藤勇と関羽 幕末の剣豪と「三国志」の出会い
執筆形態 単著
掲載誌名 日中文化のトランスナショナルコミュニケーション コンテンツ・メディア・歴史・社会
掲載区分国内
出版社・発行元 ナカニシヤ出版
巻・号・頁 129-137頁
総ページ数 9
概要 新選組の局長であった近藤勇は幼少時から関羽に心酔していた。近藤が関羽を知ったのは父による読み聞かせであったが、明治時代の資料からその書物が湖南文山『通俗三国志』であったろうことを推論した。また、当時の人々が三国志や関羽を受容したルートとしては、書物以外にも講釈・歌舞伎・浄瑠璃・川柳などがあり、関帝信仰を背景とする関帝霊籤や祭りの山車もあった。近藤の道場は江戸市中にあり、これらの芸能・文化にアクセスしやすい環境にあったことも述べた。