オブチ アサオ   Obuchi Asao
  小渕 朝男
   所属   二松学舎大学  教職課程センター
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/04
形態種別 研究論文 
標題 道徳理解に欠かせないもの
 ―「道徳」の指導が道徳を否定しないために
執筆形態 単著
掲載誌名 藤田昌士・奥平康照監修『道徳教育の批判と創造』
掲載区分国内
出版社・発行元 エイデル研究所
巻・号・頁 40-61頁
総ページ数 22頁
概要 道徳は単なる守るべき決まりや推奨される生き方ではなく、行為者当人が自分から自主的に行うべきものであるという側面を忘れてはいけないことを主張するとともに、そうした道徳なるものの特徴を規範性と自主性の統合性として確認したのち、そうした特徴を人間の行為の構造として理解するために、認識能力の側面・価値判断の側面を入れ込んだ形で図式化することを試みた。そこから見えてきたことは、価値判断主体として自己が形成されということは、「徳目」等を知的に理解していくことではなく、他者との関わりを介して自己それ自体が複数化(変容)することであるらしいということ、であった。