イトウ シンタロウ
Ito Shintaro
伊藤 晋太郎 所属 二松学舎大学 文学部 中国文学科 二松学舎大学大学院 文学研究科 中国学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/10 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 関羽と貂蝉 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本中国学会報 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本中国学会 |
巻・号・頁 | 56,138-150頁 |
概要 | 『三国志演義』には見られないが、『演義』成立以前から存在した関羽と貂蝉にまつわる物語について概観し、物語の変遷とその背景を論じた。関羽と貂蝉の物語は最初、「関羽が貂蝉を斬る物語」であった。しかし、『演義』の登場以後、違った展開を見せる物語が生まれた。新しい物語では貂蝉が関羽に斬られることはない。これは『演義』において、貂蝉像が知識人の価値観によって大きく変わったことに起因する。しかし、「関羽が貂蝉を斬る物語」も残っており、民衆の価値観を今に伝える。 |