タナカ マサキ   Tanaka Masaki
  田中 正樹
   所属   二松学舎大学  文学部 中国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 中国学専攻
   職種   教授
発表年月日 1996
発表テーマ 秦觀の思想―蘇門六君子研究―
会議名 第45回 東北中国学会大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 単独
概要 学会発表
北宋の士大夫秦観は、所謂「蘇門六君子」の一人に数えられ、その中でも蘇軾との密接な関係が窺える。彼は文学、特に「詞」の作者として名を知られるが、その文集『淮海集』を検討してみると、独自の世界観・人間観を持っていたことがわかる。
 本発表では、文集の中から『孟子』の説く「浩然の気」に関する部分に注釈を加えた「浩気伝」、仏・老を交え心を説く「心説」をはじめ「聖人継天測霊論」、「変化論」、「君子終日乾乾論」等を取り上げ、そこから読み取れる秦観の思想の枠組みを検討した。