ニシダ ヨリコ   nishida yoriko
  西田 頼子
   所属   大阪信愛学院大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2009
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 Enterovirus infection, CXC chemokine ligand 10 (CXCL10) and CXCR3 circuit: a mechanism of accelerated beta-cell failure in fulminant type 1 diabetes(エンテロウイルス感染、CXCL10、CXCR3シグナル経路:劇症1型糖尿病におけるβ細胞破壊のメカニズム)
執筆形態 共著
掲載誌名 Diabetes
巻・号・頁 58,pp.2285-2291
担当範囲 分担部分:調査、分析
著者・共著者 著者:Shoichiro Tanaka, Yoriko Nishida, Kaoru Aida, Taro Maruyama, Akira Shimada, Masako Suzuki, Hiroki Shimura, Soichi Takizawa, Masashi Takahashi, Fumihiko Furuya, Akio Kawaguchi, Masahiro Kaneshige, Toyoshi Endo, Tetsuro Kobayashi
概要 劇症1型糖尿病のenterovirus感染とそれに引き続くchemokine/cytokine応答について、劇症1型糖尿病3例と緩徐進行型1型糖尿病(SPIDDM)の膵を対比しつつ、組織学的に検討した。劇症1型糖尿病では全例にenterovirus capsid protein(VP1)が陽性で、膵島炎が見られ、浸潤細胞のほとんどはCD8陽性T 細胞とmacrophageであった。CXCL10が膵島に強く発現し、膵島内・周囲にはCXCL10 の受容体(CXCR3)を発現したT細胞が浸潤。さらに、β細胞はCXCL10を誘導するIFN-γをCXCL10とともに発現していた。MHCclass II分子が劇症1型糖尿病残存β細胞に見られ,膵島内・周囲の血管内皮細胞にも過剰発現していた。さらに, MHC class I分子も膵島細胞に強く発現していた。