サイトウ セイイチ
saito seiichi
齊藤 誠一 所属 大阪信愛学院大学 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 青年期女子の友人関係スタイルと心理的適応および学校適応との関連 |
執筆形態 | 指定なし |
掲載誌名 | 発達心理学研究 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本発達心理学会 |
巻・号・頁 | 第20巻2号p125j~p133(2),125-133頁 |
著者・共著者 | 石本 雄真,久川 真帆,齊藤 誠一,上長 然,則定 百合子,日潟 淳子,森口 竜平 |
概要 | 本研究は,青年期女子の友人関係のあり方と心理的適応や学校適応の関連を検討することを目的とした。友人関係のあり方を心理的距離と同調性といった2側面から捉え,学校段階ごとに心理的適応,学校適応との関連を検討した。女子中学生96名,女子高校生122名を対象に友人との心理的距離,同調性,心理的適応,学校適応について測定した。その結果,表面的な友人関係をとる者は,心理的適応,学校適応ともに不適応的であることが示された。心理的距離は近く,同調性の低い友人関係をとる者は,心理的適応,学校適応ともに良好であることが示された。心理的距離は近く,同調性の高い密着した友人関係をとる者は,中学生では概して適応的であった。一方,高校生で密着した友人関係をとる者は,学校適応においては適応的であるものの,心理的適応に関しては不適応的な結果も示した。これらの結果から,同じ青年期であっても学校段階ごとに友人関係のあり方が持つ意味が異なるということが明らかになった。高校生においては,心理的距離は近くとも同調的ではない友人関係を持つことが心理的適応にとって重要であることが示唆された。 |
DOI | 10.11201/jjdp.20.125 |
ISSN | 0915-9029 |
NAID | 110007333932 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/10263005 |
researchmap用URL | http://search.jamas.or.jp/link/ui/2010145740 |