タカハシ アツノブ
takahashi atsunobu
髙橋 篤信 所属 大阪信愛学院大学 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/11 |
形態種別 | 学位論文(修士) |
標題 | 長期入院している成人前期慢性統合失調症患者が抱く退院への思い(修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本精神保健看護学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 25(2),51-58頁 |
概要 | 長期入院している7名の患者に対してインタビューを行い、質的記述的に分析した結果,≪退院に対して抱いた絶望感≫≪家族と一緒に生活を送ることへの願い≫≪霧の中での入院生活を送ることへの悲嘆≫≪外の世界に触れたことで募る退院願望≫≪窮屈で単調な入院生活から飛び出したい≫≪一歩踏みだすことができない退院への不安≫≪慣れ親しんだ入院生活に抱く安心感≫≪言葉では言い表せない退院への切なる願い≫≪辛く・苦しい孤独な入院生活から脱出したい≫の9つのカテゴリーと20のサブカテゴリーで構成された。
これらのことから患者たちは、入院治療をしていても精神症状が継続していることに不安を抱えながらも、願いや希望を抱いていることが明らかとなった。看護師は、患者と一緒に退院支援計画を立てるだけでなく、他職種間のコーディネーターとしての役割を担う必要がある。 |