オオモリ コウイチ
omori kouichi
大森 宏一 所属 大阪信愛学院大学 教育学部 教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 遊戯環境下における幼児の縄跳び遊びに関する運動観察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 大阪信愛学院大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 大阪信愛学院大学 |
巻・号・頁 | 2,66-76頁 |
総ページ数 | 10 |
概要 | 本研究は、幼児期における縄跳び運動の上達について、遊戯環境下において幼児の縄跳びがど のように変容するのかを運動観察した。ここでは、バランスをとる、ジャンプする、腕で体を支 える、縄を回す、コマを回す等の遊びの活動を行い、縄跳びの直接的な助言を行わずに遊戯環境 を通しての縄跳びの上達を検証した。調査では、同意が取れた幼児8名全員の上達が確認でき た。またビデオ分析から以下の6つのことが確認できた。その結果、①年少児は、後ろ跳びのほ うが自然な動きであることが確認できた。②ジャンプ運動において跳びあがるときに腕の動きが 下から上へとジャンプの補助的な動きがなくてもジャンプできることが確認できた。③年中児以 降の、縄回しにおいては剣道回しが自然な動きとして確認できた。④連続とびでは身体の前で縄 をゆっくり回すようにコントロールする動きが確認できた。⑤ジャンプ運動は、かかとが臀部に つくような動きから省力化した動きへ変化していることが確認できた。⑥大人の縄回しでは、手 首を中心とした滑らかな動作を行うが、幼児の場合は上腕から肘にかけて回すことが確認でき た。 以上のことから、多様な動きの遊びを中心とした環境設定をすることにより、用具を操作する 動き及び、縄回しとジャンプする動きの統合ができたことから縄跳び運動の発達を確認すること ができた |