ムラツ ケイタ
muratsu keita
村津 啓太 所属 大阪信愛学院大学 教育学部 教育学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 科学的な問いの生成を支援する理科授業—原理・法則に基づく問いの理解に着目して— |
執筆形態 | 指定なし |
掲載誌名 | 教育心理学研究 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本教育心理学会 |
巻・号・頁 | 64(1),105-117頁 |
著者・共著者 | 坂本 美紀,山口 悦司,村山 功,中新 沙紀子,山本 智一,村津 啓太,神山 真一,稲垣 成哲 |
概要 | 理科教育では, 児童生徒を科学的探究に従事させる教育実践がスタンダードになりつつある。しかし科学的探究の指導方法に関する実証研究は十分ではない。本研究は, 科学的原理・法則に基づいた問いの生成の支援方法を明らかにすることを目的に, 小学校第6学年理科「燃焼の仕組み」において, 知識の活用を目指した探究活動を通して科学的原理・法則に基づく思考を活性化させる授業(研究1), 探究活動に質問生成への介入を組み込んだ授業 (研究2) を実施した。授業の成果を評価するため, 授業とは異なる題材で問いを生成させる課題を, 事前, 事後ならびに授業中の3回実施した。その結果, 研究1, 2ともに問いのレベルが向上し, 科学的原理・法則が持つ性質を理解することにより, 原理・法則に基づく問いが生成できるようになることが示された。また研究2の授業による向上が研究1を上回ったことから, 質問生成に対するより直接的な支援を付加することで, 効果がさらに高まることが明らかになった。また, 補足分析ならびに研究2で実施したインタビューの結果から, 新規な内容でも科学的な問いを生成するためには, 科学的原理・法則に基づく問いの特徴を, 内容的と修辞的な側面の両方で理解している必要があることが示唆された。 |
DOI | 10.5926/jjep.64.105 |
ISSN | 0021-5015/2186-3075 |
NAID | 130005144099 |
PermalinkURL | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/64/1/64_105/_pdf |
researchmap用URL | http://id.ndl.go.jp/bib/027242206 |