ナカノ サチコ
nakano sachiko
中野 幸子 所属 大阪信愛学院大学 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「改正臓器移植法」を論題にしたディベート授業の試み-看護学生の倫理観の傾向を知る- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 大阪信愛女学院短期大学紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第46集 |
概要 | 小児看護学の授業で、改正臓器移植法の是非を論点にディベートを実施した。調査1は看護学生(n=40)の授業後の学びを質的に分析した結果、最も「家族」の思いの件数が多く、次に「提供」するということ、そして順に「命」、「移植」、「脳死」、「新聞」、「法案」と続いた。ディベート後は「0歳から臓器提供」に賛成する学生が増え価値観の変化が認められた。調査2は、看護学科(n=122)と保育学科(n=84)との学生比較では、看護学科の学生は、「脳死は人の死か」と「あなたは臓器提供するか」については、保育学科の学生より、有意に賛成が多かったが、「0歳からの臓器提供の是非」については、保育学科の学生の方が、有意に賛成が多かった。また、学生は、ディベートという授業により、「視野が広がる」「人の意見を聞く大切さ」「説得力が必要」などの学びと、「結論を出す」「感情的にならない」などの難しさも学んでいた。 |