ヒロモリ ナオコ
hiromori naoko
廣森 直子 所属 大阪信愛学院大学 教育学部 教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/06 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 青森県における高卒後の進路状況に関する研究 : 地域間格差,ジェンダー差に着目して |
執筆形態 | 指定なし |
掲載誌名 | 北海道大学大学院教育学研究院紀要 |
出版社・発行元 | 北海道大学大学院教育学研究院 |
巻・号・頁 | 140,337-351頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 廣森 直子,宋 美蘭,上山 浩次郎,上原 慎一 |
概要 | 本稿の目的は青森県の高校卒業生の進路を地域間格差,ジェンダー差に着目して明らかにすることである。その結果,青森県の高校生の進路状況を全国と比較すると,大学・短大への進学率の低さと就職率の高さが特徴的であることや,専門学校進学率は一貫して全国より低いことが明らかにされた。 青森県の地域区分は6つに分かれており,主要3市(青森,弘前,八戸)を含む3地域(東青・中南・三八)と,郡部の3地域(西北・上北・下北)である。また,青森県内の大学は11校,短大は5校,専門学校は26校あるが,青森県内の高等教育機会は主要3市を含む3地域(東青・中南・三八)に偏在しており,地域間格差が見られる。 高校卒業生の進路状況では,全体として男性ほど就職率が高く,女性ほど進学率が高い。青森県内のいずれの地域も同様の傾向が見られた。地域区分別にみると,東青・中南・三八は進学率が高く就職率が低く,西北・上北・下北は進学率が低く就職率が高い。進学率が高い地域と低い地域(就職率が低い地域と高い地域)があり,「二極分化」の傾向が見られた。こうした傾向は高等教育機会の供給の地域分布に影響を受けつつ,高校偏差値の地域的な格差によって生じている。第4章にあるように,この傾向は北海道とは異なる現象として現れている。 |