タカイ アキノリ
takai akinori
髙井 明徳 所属 大阪信愛学院大学 教育学部 教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013 |
形態種別 | その他 |
標題 | 直接法による魚類の染色体標本作製. |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人と環境 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 6巻,1-6頁 |
概要 | 魚類の染色体標本は、哺乳動物の染色体標本作製のために開発された方法に基き、 細胞分裂が活発な細胞を用い、分裂阻害剤での前処理、 低張処理を伴う空気乾燥法により作製される。 細胞分裂が活発な細胞として、哺乳動物では一般に培養細胞を用いるが、 魚類では細胞培養は容易でないので、 主に細胞分裂が活発な細胞再生系の組織由来の細胞を直接用いる方法により作成される(直接法)。 用いる組織は、主に造血組織で典型的な細胞再生系である腎臓である。 魚類の染色体は哺乳類に比べ小さく、良質の染色体像を得ることは容易ではないが、 様々な工夫がなされ、直接法でも細胞培養法と同等の分染法にも適用できる良質の染色体像を得ることが可能である。著者の経験も含め、実験方法の詳細及び理論について解説した。多数の分裂細胞を得るための、リンパ系細胞増殖のための抗原注射法や分裂賦活剤(マイトゲン)の使用による方法についても解説した。初学者が研究を行おうとするときに専門の研究機関に研修に行かずとも行えるように解説した。 |