ミナミ ヒロミ
minami hiromi
南 裕美 所属 大阪信愛学院大学 看護学部 看護学科 職種 助教 |
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発表年月日 | 2001/10 |
発表テーマ | 夜間小児科救急を受診する看護者の思いの調査 |
会議名 | 第3回日本救急看護学会学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
概要 | 二次救急病院輪番制の夜間小児科救急を受診する看護者の思いについて2000年9月の2日間アンケート調査をおこなった。受診した保護者86名のうち分析対象は84名とした。診察の結果、入院が必要とされるものはいなかった。受診時の症状は熱、咳、鼻水と感冒症状が上位を占め、症状発現の時期は受診当日の夕方からが最も多く、受診理由として不安(特に夜間の不安)が多く、保護者の希望として最も多かったものは「何らかの処置」で、次に「診察」であった。保健行動として、育児についての相談相手は9割以上がいると答え、7割以上が解熱剤を常備しており、発熱時のクーリング法、下痢・発熱時の水分補給の必要性は8割以上の保護者が知っていた。今回の調査では、核家族が8割を超えており、3歳未満の受診者が半数以上であった。身近に相談相手はいるが活用できず、不安の強さ、重症感を持って来院した保護者が多かった。これらの結果から、子どもの症状の観察・対処方法・受診の判断などができるように援助することも今後の看護の役割ではないかと考えられた。 |