アキヤマ マサコ
akiyama masako
秋山 正子 所属 大阪信愛学院大学 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2018/11 |
発表テーマ | 訪問診療受療中の患者の在宅死亡に関連する要因の検討-訪問診療記録と訪問看護記録からの多施設レジストリー前向きコホート研究(OHCARE研究)(査読付) |
会議名 | 第29回日本老年医学会近畿地方会 |
学会区分 | 地方学会 |
開催地名 | 大阪国際交流センター、大阪市 |
発表者・共同発表者 | 共著者:秋山正子,樺山舞,糀屋絵理子,黄雅,山本真理子,樋上容子,樂木宏実,神出計 |
概要 | 【目的】多くの国民が望む在宅死亡を実現するために、訪問診療受療中の患者の在宅死亡への関連要因を明らかにすることを目的とし、高齢者総合的機能評価(CGA)に注目し有用性を検討した。【方法】在宅療養支援診療所8施設において訪問診療を受けており研究参加への同意の得られた患者を対象とし、診療記録と訪問看護記録から情報を収集した(OHCARE研究:Osaka Home CAre REsistry study)。3年間の前向き追跡で「在宅死亡」「入院入所施設死亡」2群のベースラインデータを比較し、死亡への関連要因を分析した。【結果・考察】訪問診療受療中患者246名のうち、在宅療養生活を終了した119名を分析対象者とした。対象者の平均年齢は85±10歳、女性54%、訪問看護利用74%,在宅死亡45%であった。得られた情報をCGAにあてはめると低栄養に57%、寝たきりに75%、認知症に66%が該当した。比例ハザード分析の結果、食事量減少、Hb低値、Plt高値、低い年齢が自宅死亡、訪問看護利用なし、低い年齢、Plt・RBC低値が入院死亡に有意に影響していた。【結論】CGA項目である食事のADLや貧血が特に在宅死亡に関連しており、栄養面の評価や訪問看護利用の重要性が示唆された。 本人担当部分:研究代表者として全体 |