アキヤマ マサコ
akiyama masako
秋山 正子 所属 大阪信愛学院大学 看護学部 看護学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2019/09 |
発表テーマ | 終末期がん療養者に対する情報提供や意思決定支援に関する訪問看護師の考え-質的統合法(KJ法)による構造化(査読付) |
会議名 | 日本エンドオブライフケア学会第3回学術集会 |
学会区分 | 全国学会 |
開催地名 | 名古屋大学医学部、名古屋市 |
発表者・共同発表者 | 共著者:秋山正子,河井伸子,神出計 |
概要 | 終末期がん療養者に対する訪問看護師の情報提供や意思決定支援についての考えを明らかにすることを目的として、質問紙調査を行なった。A県全域503訪問看護ステーション(以下ST)の管理者宛に研究協力を依頼し、承諾された156ST訪問看護師659名分の質問紙を郵送し、個別回収した。質的統合法(KJ法)により、熟練研究者のスーパーバイズを得て、自由記述を統合した。400名から返信があり(61%)、自由記述への回答があった者は217名、平均47±8歳であった。799文を613枚の元ラベルに整理し、多段ピックアップ法により150枚を選択のうえ統合し6つのシンボルマークを得た。訪問看護師は【原則として真実を伝える】方針と、本心やニーズを個別に【見極めて支援する】両面から情報を提供し、療養者・家族双方の【望む生活の支援】を、揺らぎやズレへの対応を含め行なっていた。【望む生活の支援】【原則として真実を伝える】【見極めて支援する】【個人の力】には、療養者・支援者の【死生観の醸成】が影響し、支援のプロセスを通してさらに【死生観の醸成】がなされていた。多職種連携での調整など【チームのなかで発揮する力】と人間力・看護力といった【個人の力】の両輪が、支援を支えていた。訪問看護師の考えは、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(厚生労働省2018)」の主旨と一致していた。 本人担当部分:研究代表者として全体、論文執筆中 |