教員情報 | |
ヒラオ ノリツグ
Noritsugu Hirao
平尾 憲嗣 所属 幼児教育学科 所属教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/03 |
形態種別 | 修士論文 |
標題 | ベッリーニとその時代に活躍したテノール歌手の歌唱 |
執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | 国立音楽大学大学院 |
概要 | イタリアオペラの歴史の中で、ベッリーニの作品以降オペラの中でのテノール役割が大きく変化した。ベッリーニの作品は技術的にも大変難しい曲である。それ以前は、高音部はファルセットによって演奏され、更にさかのぼれば、オペラの中で王子、英雄などを演じていたのはテノールではなくカストラートという声種であった。そういった歴史の中で、ベッリーニの時代にルビーニというテノールが活躍していた。ベッリーニはオペラを作曲する際、当時の歌手の力量を見抜いて作曲を行っていた。現在のオペラのスタイルを形成する上で、ルビーニはテノールの役割を主役にまで引き上げるという功績を残したうちの重要な人物のうちの一人である。彼が当時どのような曲をどのような発声法で歌っていたかを追求することは、歴史によって形成された現在のオペラの形式に携わっていく上で、未来を創造するという観点からみてもとても重要である。
A4版 全15項 |