教員情報 | |
タキザワ ホダカ
滝沢 ほだか 所属 幼児教育学科 所属教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 調査報告 |
標題 | 子ども好適空間の事例調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 子ども好適空間研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岡崎女子短期大学 |
巻・号・頁 | (1),111-119頁 |
著者・共著者 | ◎佐善圭・滝沢ほだか・野田美樹・町田由徳 |
概要 | 本研究では、「子どもが安全・安心に過ごすことが出来る空間」「子どもにとって居心地の好い空間」「子どもが夢中になって過ごすことが出来る空間」の3要件を備えた「子ども好適空間」の先行事例を求めて、2018年1月から2018年11月の期間に13箇所の施設の訪問調査を実施した。
訪問調査の結果、「大空間と小空間の対比」「遊べる空間と寛げる空間の用意」「子どもの嗜好の違いに配慮した多様な空間」「温かみのある色彩、または照明の使用」「包まれ感がありつつ、他者と隔絶しない空間」「使用者自身により改善できる空間」といった要素を備えていることが明らかとなった。一方、問題点として気温や風向などの条件に適合せず使用が困難な空間、デザインが様式化し、広さや保育の実態に適合していない空間、死角が多く安全管理に問題がある空間、収納場所が乏しく保育室の片隅に物が溢れてしまっている空間、なども見られ、子ども好適空間のデザインにあたっては、その空間で行われる保育の実態や敷地固有の条件を入念に把握し、使われ方の将来像を見越した設計が重要であることが明らかとなった。 |