教員情報 | |
ヤマシタ ススム
山下 晋 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 中学生における家庭でのメディア使用に関するルール遵守状況と睡眠習慣の関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 人間発達学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 愛知県立大学大学院 人間発達研究科 |
巻・号・頁 | (10),11-20頁 |
総ページ数 | 10 |
著者・共著者 | ○大曽 基宣(名古屋女子大学 文学部児童教育学科),○山下晋(岡崎女子短期大学) |
概要 | 本研究では,愛知県内の中学生を対象に,家庭におけるメディア使用ルールの種類およびルール遵守状況とメディア使用時間,睡眠習慣との関連について検討した。その結果,対象者の6割がメディア使用ルールを設け,うち8割が遵守していた。使用時間のルールを設定している者が最も多いものの,使用場所や使用内容のルールの方が遵守する生徒の割合が多い傾向がみられた。メディア使用時間2時間以上群は,2時間未満群に比して,平日,休日ともに就寝・起床時刻が有意に遅く,遵守するメディア使用ルールの種類数が少なかった。遵守するメディア使用ルールの種類数は,平日の睡眠時間との間に正の関連がみられ,平日と休日前夜の睡眠時間の差との間に負の関連がみられた。一方,設定するメディア使用ルールの種類数と,平日の睡眠時間の間には負の関連がみられた。
これらの結果より,現実的に守ることが可能なメディア使用ルールの設定は,平日の睡眠時間を延長するために有効である可能性があるが,守ることができないメディア使用ルールを設定することは逆に平日の睡眠時間を短縮させる可能性が示唆された。 |