教員情報 | |
ヤマシタ ススム
山下 晋 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1997/03 |
形態種別 | 修士論文 |
標題 | 種々の運動に対する骨格筋の機能適性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 平成8年度 愛知教育大学修士論文 |
著者・共著者 | ○山下晋(愛知教育大学) |
概要 | ラットに種々のトレーニングを行わせ,骨格筋に対する機能適性と形態的変化との関わりあいを生理的・生化学的分析により検討した.トレーニングの種類によって,体重あたりの相対的筋重量の増加や筋線維タイプの移行は異なっていた.また,運動強度の増大に伴い,通常起こり得ないタンパク合成のスィッチングがおこることが観察された.疲労耐性はトレーニングを行うことによって向上した.得られた結果から,持久性を決定づける因子は,typeⅠ線維の顕著な増大,また,運動開始1~2分ではtypeI,Ⅱa線維の解糖系酵素活性の増加, 3~5分には酸化系酵素活性および毛細血管の発達が大きく関与することが明らかとなった.また,筋の機能はミオシン重鎖アイソフォームや筋線維組成など1つの因子からは説明できるものではなく,各形態的変化やエネルギー産生系が複雑に関わり合って表現されることが示された. |