教員情報 | |
オクゾノ トモアキ
TOMOAKI OKUZONO
奥薗 知明 所属 幼児教育学科 所属教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/03 |
形態種別 | 修士論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 子どもの遊びと環境の変化に関する考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 本研究では現代日本の子どもに関して、「遊び環境の要素」の変化と遊びの人間形成力に着目して、その内容を考察し、展望することを課題とした。
第1章では、古典的遊び理論として今日知られるホイジンガやカイヨワなど、先行研究者の定義の比較を行いながら、遊びの定義を検討し、遊びの人間の資質能力形成について考察した。 第2章では、第二次世界大戦後の子どもの遊びの変容を検討し、現代日本の子どもを巡る状況を把握した。そこでは、「遊び時間」「遊び空間」「遊び仲間」「遊び方法」、4つの遊び環境の面から見ていく。子どもの遊びの質の変容を通して現代の子どもの価値観がどのように転換されようとしているのかを検証した。 第3章では、実証的研究として、田川市郡の小学生を対象として見ていった。そこでは、田川市郡の小・中学生を対象とした2002年度から実施された完全学校週五日制についてのアンケートの調査報告、考察をした。また、放課後児童保育の田川フリースペース活動の実践をもとに、子どもたちの「時間」に焦点を当てて論じている。 最後の第4章は、第3章の内容を受けて、これからの子どもの遊びについてその課題を論じた。 A4判 全82頁 |