教員情報 | |
ナカダ マサミ
Nakada Masami
仲田 勝美 所属 幼児教育学科 所属教員 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03/17 |
形態種別 | 論文 |
標題 | ハンセン病問題にみる患者当事者らの複層的な位置―先行研究の分析を通して― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岡崎女子大学 岡崎女子短期大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 56,21-28頁 |
著者・共著者 | 仲田勝美 |
概要 | 本研究は、ハンセン病問題に関する先行研究を手がかりにした文献研究である。それら研究成果から浮かび上がる患者当事者らの認識は多義的にあった。それは「被害者」、「生活者」、「変革者」の位置づけであった。広く一般的には、ハンセン病問題の中では、絶対隔離主義政策における「被害者」という認識が表立っているが、そのような患者当事者理解は、隔離や排除の中を生きた彼らを正しく理解することにならず、避けなければならない。つまりこの三つの位置は、それぞれが分かち難く繋がりを有しており、どの要素も欠けることなく捉えなくてはならい。 |