教員情報 | |
ハチスカ ワタル
Hachisuka Wataru
蜂須賀 渉 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 論文 |
標題 | 「問題解決の着手点」と「着想練習のおさえ」をつなぐ算数指導-「奈良の学習法」の理念を生かして- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 愛知教育大学「教育創造開発機構」紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 愛知教育大学 |
巻・号・頁 | 第1輯,143-153頁 |
概要 | 本論文は、「問題解決の着手点」と「着想練習のおさえ」に着目した算数指導のあり方を、具体的な事例を通して論じたものである。
木下竹次の「学習法」における算数・数学教育では、学習困難の根源として、「形式方面の過重」(論理ばかりを教授し、実験実測を行わない)、「実質方面の軽視」(学習動機の起こらない問題の解決をしようとしている)、「教育方法の不備」(丁寧に説明して理解させようとしている)をあげている。また、学習の手順として、「問題を読解する段階」、「問題解決の計画を立てる段階」、「問題を解決する段階」、「善後の処理をする段階」を見ることができる。 木下の改善策を踏まえて、筆者は、「問題解決の計画を立てる段階」における「問題解決の着手点」と、「善後の処理をする段階」における「振り返り」・「着想練習のおさえ」が重要であると考えている。 |