教員情報 | |
ミズノ キョウコ
水野 恭子 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 准教授 |
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発表年月日 | 2018/05 |
発表テーマ | 発達の連続性をふまえた保育をめざして(2)—2歳児から3歳児への移行に焦点を当てて— |
会議名 | 日本保育学会第71回大会 |
主催者 | 日本保育学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 宮城学院女子大学 |
発表者・共同発表者 | 水野恭子、大岩みちの、鈴木方子 |
概要 | 昨年の研究結果より、2歳児クラスから3歳児クラスへの具体的な移行支援の内容に関して保育者がどのような意識を持っていいるのかについて明らかにすることを目的とした。その結果、特徴的だったのは、半数以上の園で実践されていた「シューズの脱ぎはき」では7割以上の保育者が必要性を感じており、実践と意識に差が見られなかった。その反面、次に実践で多数だった「午睡の短縮」では、必要性を感じていない保育者が半数以上の結果であった。次に自由記述により導きだされた移行における保育者の困難さでは、子どもにとっては、複数担任から一人担任になるという「人的環境の変化」があり、3歳児クラスのといれの形や時間的な流れなど「物的環境の変化」への対応を迫られる。しかし2歳児は「発達の個人差」が大きく、「どこまで3歳児の生活に合わせるべきか」と葛藤する保育者の姿が見られた。そして、保育者については、特に「2歳児担任と3歳児担任の保育者間の連携」に課題があることが明らかになった。まとめとして、移行支援の内容は、子どもの姿を把握して全体的な計画から見直し、保育を省察しながら園全体で話し合いを進めていくことが求められると言える。 |