教員情報 | |
ヤマシタ ススム
山下 晋 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 教授 |
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発表年月日 | 2005/09 |
発表テーマ | 発育期ラット骨格筋細胞の筋腱移行部におけるCalcium Release Units(CRUs)の形態変化 |
会議名 | 第60回 日本体力医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | ○山下晋(あいち健康プラザ),西沢富江(中京女子大学),Kelly McGrath,田巻弘之(鹿屋体育大学),春日規克(愛知教育大学),竹倉宏明(鹿屋体育大学) |
概要 | 発育期にあるラット骨格筋細胞を対象として,Calcium Relesae Units(CRUs)の形態的特徴の加齢変化を筋腹部並びに筋腱移行部(近位端及び遠位端)において,筋細胞内部の発育・発達段階の相違がCRUsの形成過程に及ぼす影響について,電子顕微鏡を用いて観察・検討した.
ラット骨格筋細胞における神経支配は,生後3週齢の時点で多重神経支配から単一神経支配へと移行し,この時点で筋線維タイプの構成比率がほぼ決定するが,その後も筋細胞の長軸方向への発育は継続し,筋腱移行部付近ではサルコメアの形成が盛んに行われていることが示した.また,サルコメアの形成に伴いCRUsも同時に形成され,特に遠位端の筋腱移行部におけるCRUsの形成が顕著であった.これらのことから,分化が終了した通常の骨格筋細胞内部においてもCRUsの形成は進行し,その形成過程は筋細胞内の部位によって差が生じている可能性が考えられた. |