教員情報 | |
ヤマシタ ススム
山下 晋 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 教授 |
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発表年月日 | 2006/09 |
発表テーマ | 異なるタイプの骨格筋胞CRUsの形態的特性の加齢変化及び自発走トレーニングの影響 |
会議名 | 第61回 日本体力医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | ○山下晋(あいち健康プラザ),西沢富江(中京女子大学),Kelly McGrath,田巻弘之(鹿屋体育大学),春日規克(愛知教育大学),竹倉宏明(鹿屋体育大学) |
概要 | 興奮収縮連関の機能制御に関与する内膜系複合体の加齢変化を形態的側面から観察し,収縮特性の加齢変化との関連性について検討した.異なる週年齢の雌ラットから長指伸筋(EDL)及びヒラメ筋(SOL)を摘出し,電子顕微鏡観察にて,Ca2+ Release Units(CRUs)の形態計測を行った.CRUsの長さはいずれの週年齢においてもEDLがSOLに比較して有意に高い値を示した.CRUs部分のT管幅はSOLがEDLに比較して有意に高い値を示し,EDLでは加齢に伴い増加する傾向が認められた.単位断面積当たりのCRUs数は,いずれの週年齢においてもEDLがSOLに比較して有意に高値を示し,EDL,SOL共に加齢に伴い減少した.加齢に伴うCRUsの形態変化は,特にEDLで顕著であった.また,同年齢期(2.5年齢)における3ヶ月間の自発走トレーニングが,CRUsの形態的特性に及ぼす影響についても同様に検討した.自発走トレーニングは加齢に伴うCRUsの退行性変化を抑制するには至らなかったものの,収縮速度の異なる速筋線維(EDL)と遅筋線維(SOL)では,CRUsの形態的特徴に顕著な違いがあること,これらの形態的特徴の一部は加齢によって大きく変化することを示した. |