教員情報 | |
ヤマシタ ススム
山下 晋 所属 子ども教育学部 所属教員 職種 教授 |
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発表年月日 | 2007/09 |
発表テーマ | ラット骨格筋細胞における筋細胞内膜系及びCa2+チャンネルmRNA発現量の加齢変化 |
会議名 | 第62回 日本体力医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | ○山下晋(あいち健康プラザ),西沢富江(中京女子大学),友利幸之助(神奈川県立保健福祉大学),Kelly McGrath,田巻弘之(鹿屋体育大学),春日規克(愛知教育大学),竹倉宏明(鹿屋体育大学) |
概要 | 異なるタイプの骨格細胞内の筋細胞内膜系の微細構造様式の加齢変化を観察することに加えて,筋細胞内膜系に特異的に発現する2種類のCa2+チャンネルmRNAの発現量を測定することにより,加齢に伴う骨格筋細胞の退行性変化の構造・機能的特性を検討した.実験動物には異なる週年齢のラットを用い,長指伸筋(EDL)及びヒラメ筋(SOL)におけるT管を電子顕微鏡により観察,また,realtime RT-PCR法を用いてdihydropyridine recept-or及びrya-nodine receptor mRNAの発現量を測定した.加齢に伴いT管の走行形態に著しい乱れが観察された.EDLではpentadやheptadなどが発現している筋線維が増加するのに対し,SOLでは長軸方向に走行するT管を有する筋線維が多数観察された.これらのことから,加齢に伴う骨格筋細胞に観察される機能低下は,興奮収縮連関の機能発現に直接関与するCRUsの微細構造の形態変化によって引き起こされる可能性を示唆した. |