ヤマシタ　ススム
  山下　晋
   所属   子ども教育学部 所属教員
   職種   教授
発表年月日 2015/05/10
発表テーマ 小学校教員と保育者における子どもの育ちに対する意識の違い
会議名 日本保育学会　第68回大会
主催者 日本保育学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 愛知県　名古屋市
発表者・共同発表者 野田美樹
概要 本研究は，教員と保育者が就学時点で身についていてほしいと考えている生活習慣や生活スキルを明らかにし，できる限り小1プロブレムを引き起こさないための保育のあり方を検討することを目的とした．保育者は教員が意識して指導する生活習慣とスキルの水準を理解し，子どもの育ちの先を見通すことによって保育を工夫する必要がある．また，このことによって，幼児一人一人の理解の仕方や環境構成，日々の保育を省みる基準となるうえ，保護者との連携を強化する契機ともなり，保育者に求められる専門性を深めることにつながると考えられる．一方，教員は子どもの育ちを探ることによって，“できないこと”を基準にして判断せず，“やろう”とする意欲を認め，生活習慣や生活スキルなどを身につけるための指導の視点に子どもの心の成長を加えることなどが必要である．このような相互理解によって，幼児教育から小学校教育への段差を減らすことができることから，我々はそれぞれの役割を大切にしながら，相互に伝えていくことをしなければならない．