教員情報 |
フクシマ ノリヒデ
福嶌 敎偉 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1992/07 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (学術論文)英文・主著
Effects of terminal cardioplegia with leukocyte-depleted blood on heart grafts preserved for 24 hours. 学位論文 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J Heart Lung Transplant |
巻・号・頁 | 11(4 Pt 1),pp.676-82 |
著者・共著者 | Fukushima N, Shirakura R, Nakata S, Kaneko M, Sawa Y, Matsuwaka R, Naka Y, Matsumiya G, Matsuda H.. |
概要 | 雑種成犬を用いた24時間浸漬心保存の実験をまとめた論文である。心臓をmodified Collins液に浸漬冷所保存し、23心は異所性、15心は同所性移植した。異所性移植群を4群に分け、1群は3時間保存後、2,3,4群は24時間保存後に移植した。3群は単純なterminal warm blood cardioplegia(TC)で再灌流を、4群は白血球除去TCで再灌流した。同所性移植群を3群に分け、5群はon-site移植、6,7群は24時間保存後に移植を行い、5,6群はTCなし、7群は白血球除去TCで再灌流した。異所性移植群の移植後の%preload recruitable stoke work (PRSW)(移植前と移植後の比)が4群で最も高値であった。6群は強心剤を使用しても体外循環から離脱できなかったが、5,7群は全例で体外循環から離脱した。心臓移植後の%PRSW及び心拍出量は、5群と7群で有意差がなかった。以上から、modified Collins液を用いて保存し、白血球除去TCで再灌流をすることで、移植後心機能を改善させ、心保存の安全許容時間を延長できることが示唆された。
学位論文 心保存の実験的研究 |