教員情報 |
ナカシマ アツコ
nakashima atsuko
中島 敦子 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「養護教諭養成大学の学生を対象としたフィジカルアセスメント知識習得の実態調査―頭部外傷を中心に―」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 医学と生物学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 155(7),445-455頁 |
総ページ数 | 11 |
担当範囲 | 全般 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 中島敦子、津島ひろ江 |
概要 | 学校管理下における事故判例98件の内、頭部外傷事例は外科的死亡の第1位であり、養護教諭が過失人となっている事例もある。養護教諭養成大学4年次生の頭部外傷の知識習得の実態調査の結果、正解は30問中平均15.8±4.4問で、看護系と看護系以外との差はなかった。問題を概念別に分類したところ、正解者率が60%未満の問題が多かったのは頭部外傷の医学知識、意識レベルの確認方法と知識、バイタルサインの内容・数値・測定方法であり、これらの知識・技術を重点的に強化する必要がある。瞳孔対光反射の問題では、看護系の正解者率は32.4%で看護系以外の18.3%より有意に高かったが、全体としては低い。瞳孔対光反射は、頭蓋内の損傷など緊急性が高い状態を見極める特殊なフィジカルアセスメントであるため、今後重視して教育する必要がある。平成24年度実施の中学校新学習指導要領の保健体育の武道必修化に伴い、柔道による頭部外傷が増加することも想定しておく必要が示唆された。 |