フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1996/09
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・主著
Salmonella prosthetic valve endocarditis.
執筆形態 共著
掲載誌名 J Thorac Cardiovasc Surg.
巻・号・頁 12(3),pp.840-2
著者・共著者 Fukushima N, Ishikawa N, Shimazaki Y, Taniguchi K, Tanemura M, Matsuyama A, Matsuzawa Y, Matsuda H.
概要 45歳時に大動脈弁置換、僧帽弁置換、三尖弁形成及び心房中隔欠損閉鎖を行い、58歳時にサルモネラによる感染性心内膜炎を発症した男性の再弁置換術を施行した。入院時は42℃の高熱を呈したが、明らかな感染性心内膜炎の所見を認めなかった。抗菌薬を投与し、解熱したので、入院後28日目に抗菌薬を中止したところ、5日目に再度発熱した。Salmonella typhimoriumが血液から検出され、心エコー検査にで、僧帽弁位と大動脈弁位の人工弁にhigh echoicな像を認め、2人の兄弟が腸チフスで死亡していることから、サルモネラによる感染性心内膜炎と診断した。サルモネラは胆嚢内に保菌されていることが報告されているため、僧帽弁、大動脈弁の再弁置換とともに、胆嚢摘除を施行した。摘除後の胆嚢内の抗菌薬濃度が高く、2つの人工弁周囲及び胆嚢内液にサルモネラを認めなかった。