フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1998/11
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・主著
Prolonged survival of pig cardiac xenografts in baboons by sequential cardiac transplantation.
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplant Proc.
巻・号・頁 30(7),pp.3815-7
著者・共著者 Fukushima N, Shirakura R, Chang J, Yamaguchi T, Kobayashi Y, Yoshitatsu M, Ahmet I, Saito S, Tsukamoto Y, Matsuda H.
概要 4頭のヒヒを用い、ブタからヒヒの頸部への異所性心移植モデルで、連続的にブタ心を移植して、抗体除去と移植心の生着の有無を検討した。すべての1つ目の移植心は超急性拒絶反応で再灌流30分以内に拍動を停止し、2つ目までの心臓はすべて再灌流後2時間以内に拍動を停止した。2,3頭目は3つ目の移植心の灌流後にレシピエントが死亡したので、実験を中止した。1頭目は4つ目の移植心が6日、4頭目は3つ目の移植心が18時間生着した。抗ブタ赤血球抗体は移植前1:256又は1:512と高値であったが、3つ目の移植の後は1:4以下となっていた。1つ目の移植心はいずれも病理組織学的に超急性拒絶反応の所見(出血と心筋細胞壊死)を認めた。長期に生着した2つの移植後1時間目の生検組織は拒絶反応の所見を認めなかったが、拍動停止後の心筋組織は虚血性変化を伴った心筋細胞壊死を認めており、抗体関連型拒絶が疑われた。