フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1998/11
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・主著
Failure of rapid autonomic augmentation of cardiac performance in transplanted hearts.
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplant Proc.
巻・号・頁 30(7),pp.3344-6
著者・共著者 Fukushima N, Shirakura R, Nakata S, Chang J, Yamaguchi T, Ahmet I, Yoshitatsu M, Kobayashi Y, Matsuda H.
概要 心臓移植後の移植心は、除神経となっているために、急激な循環血流量の変化に対応できないことが知られている。心臓移植した1群と、心筋保護で心停止だけをした2群(各7頭)で、下大静脈閉塞による心臓への還流血の減少(VCI occlusion test; VCIO)に対する心臓の反応を検討した。1群ではドナー心摘出前と移植後に、2群では体外循環前と大動脈遮断解除後の体外循環離脱後に、PRSWを計測した。1群では、VCIO前後で、摘出前はPRSWが有意に増加するが、移植心は前後でPRSWは変化しなかった。一方、2群では、体外循前も、心停止後の体外循環離脱後も、PRSWはVCIO後の方が前より有意に高値であった。すなわち、摘出前、2群は除神経されていないので、VCIOで心臓への還流血が減少すると、心収縮力が増加し、PRSWが増加するが、移植心は除神経されているので、神経の影響を受けずにPRSWが変化しなかったと考えられた。