フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1998/11
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・主著
Use of cyclosporine MEPC (Neoral) in heart transplant recipients.
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplant Proc.
巻・号・頁 30(7),pp.3337-8
著者・共著者 Fukushima N, Ohtake S, Sawa Y, Nishimura M, Kobayashi Y, Shirakura R, Nakata S, Matsuda H.
概要 シクロスポリンは臓器移植後の免疫抑制剤として代表的な薬剤である。本剤は吸収にばらつきがあるという欠点があったが、マイクロエマルジョン化して吸収性が個体間・個人内で安定化した製剤ネオーラルが開発され、欧米では心臓移植にも応用されてきている。今回渡米心臓移植後の2例にネオーラルを使用したので報告する。症例1は移植後4年間従来製剤のサンディミュンを使用中に3回の急性拒絶反応と3回の肺炎を認めたため、ネオーラルに変更した。その後、血中濃度は安定し、拒絶反応も肺炎も認めていない。症例2は、移植直後からネオーラルが使用され、1回拒絶反応を認めたが、その後は拒絶反応も感染症も認めていない。以上より、日本人でも欧米と同様、ネオーラルの方が血中濃度が安定し、拒絶反応が少ないことが示唆された。