フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2000/03
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・主著
Studies of the multiorgan procurement system from non-heart-beating donors
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplant Proc.
巻・号・頁 32(2),pp.281-4
著者・共著者 Fukushima N, Shirakura R, Ohtake S, Sawa Y, Nishimura M, Kobayashi Y, Saito S, Matsuda H.
概要 これまで我々が行ってきた無呼吸下心停止後ドナーからの心臓単独提供、さらにPCPSを用いた他臓器提供の実験モデルのレビューを行った。大動脈バルーンカテーテルによる冠潅流(10分のwarm blood cardioplegiaと2時間の心筋保護液灌流)を行うことで、その後22時間UW液で浸漬保存した心臓を同所性移植し、大動脈遮断解除前に白血球除去terminal blood cardioplegiaを行うことで、移植心機能が維持され、心筋内ATPも維持された。同様の実験をロマリンダ大学留学後にヒヒで行い、同省性移植後の生存ヒヒを得た。また、PCPSによる全身灌流を行うことで、心、肺及び腎臓の移植後機能が良好であった。共に、無呼吸による心停止を行い、体内で移植臓器を2時間保存し、しかも22時間浸漬保存しても移植後の機能が維持されていることから、心停止後の家族の見送りの時間を確保するとともに、遠距離までの搬送も可能になるような保存法であると考えられた。