教員情報 |
フクシマ ノリヒデ
福嶌 敎偉 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2000/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (学術論文)英文・主著 Management of candidates for heart transplantation in Japan. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Transplant Proc. |
巻・号・頁 | 32(7),pp.1529-31 |
著者・共著者 | Fukushima N, Ohtake S, Sawa Y, Nishimura M, Matsumiya G, Nakata S, Yamamoto K, Takashima S, Hori M, Shirakura R, Matsuda H. |
概要 | 1990年から1999年までに大阪大学心臓移植検討会で検討された119例(男性102例)の予後を検討した。原疾患は拡張型心筋症(DCM) 99例、拡張相肥大型心筋症(dHCM)11例であった。審査結果は、心臓移植適応(rank A;46例)、将来心臓移植適応(rank B;38例)と非適応または再評価(rank C; 35例)であった。Rank A,B,Cの1,3年生存率は、各々、57, 94, 77%と30, 74, 62%であった。検討1年後のRank AのLVAD装着又は死亡回避率は31%でrank B, Cに比して有意に低値であった。dHCMは、DCMに比して、rank BからAへの変更率は有意に高値で、LVAD装着又は死亡回避率及びrankB患者のβ遮断剤耐用率は低値であった。Rank A患者は、臓器移植法制定前に38例中23例が心不全または多臓器不全で死亡したが、法制定後16人が日本臓器移植ネットワークに登録された。6例が補助人工心臓を装着し、1例で心臓移植を施行した(国内再開1例目)。ドナー不足が深刻な我が国では、欧米以上に機械的循環補助の役割が大きいと考えられた。 |