教員情報 |
ゴウダ トモミ
GODA TOMOMI
合田 友美 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | その他 |
査読 | 査読あり |
標題 | 小学校4年生の睡眠と踵骨音響的骨評価値との関係 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 「宝塚大学紀要ARTES」 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28,133-139頁 |
著者・共著者 | 共著者:合田友美、三浦浩美、舟越和代 |
概要 | 近年、わが国では子どもをとり巻く環境の変化に伴い、子どもの睡眠時間の減少や骨折の発生率の増加など健康上の問題が多く指摘されており、骨密度には生活習慣要因が関連しているといわれている。しかし、学童期の睡眠時間と骨密度の関係については十分なデータ量が集められていない。そこで、本研究は、小学生の睡眠時間および熟睡感と踵骨音響的骨評価値(以下、OSI)の実態とその関連を明らかにすることを目的に実施した。
四国地方のA小学校4年生73名を対象に無記名の自記式質問紙調査法を用いて睡眠時間と熟睡感を調査し、超音波装置により右踵骨の超音波伝播速度と超音波透過指標を測定してOSIを算出した。その結果、一日の平均睡眠時間は8時間41分で、寝不足を‘毎日感じる’または‘時々感じる’児が約65%を占めており、OSIの平均値は2.2±0.47であった。そして、一日の睡眠時間および熟睡感とOSIとの間には統計的な有意差がなく、現代の学童期の子どもの睡眠時間の減少と骨折の発生率との間に直接的な関連はないことが示唆された。 |