フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2013/10
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・主著
A case of everolimus- associated chylothorax in a cardiac transplant recipient
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplant Proc.
巻・号・頁 45(8),pp.3144-6
著者・共著者 Fukushima N, Saito S, Sakata Y, Sawa Y.
概要 17歳でDCMのために重症心不全となり、テキサスで心臓移植を受けた男性が移植心冠動脈硬化(TCAV)の進行を認めたため、ミコフェノール酸モフェチル(MMF)をエベロリムス(EVL)に変更したところ、左胸水が増加してきた。僧帽弁閉鎖不全があるため、心不全の悪化と考え、水分管理、薬剤投与を行っても改善しないため、胸水穿刺を施行した。乳び胸であることが判明し、EVLの副作用と考え、中止したところ、乳び胸は消失した。EVLは一般的にリンパ脈管筋腫症(LAM)の治療薬であり、乳びを改善させることで知られている薬剤であること、TCAVが進行したことから、EVLを再度導入したところ、乳び胸が再発し、再度EVLを中止すると、乳びが消失した。EVLにより、乳び胸が発生することが明らかとなった。