教員情報 |
フクシマ ノリヒデ
福嶌 敎偉 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1990 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (学術論文)英文・共著 Canine heart-lung transplantation after 24-hour hypothermic preservation. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Eur J Cardiothorac Surg. |
巻・号・頁 | 4(9),pp.499-503 |
担当範囲 | 実験を一緒に実施。論文の執筆補助 |
著者・共著者 | Naka Y, Shirakura R, Matsuda H, Nakata S, Kawaguchi A, Fukushima N, Nakano S, Kawashima Y. |
概要 | Berzer UW液(UWS)とmodified Collins液(MCS)の心肺保存効果を、雑種成犬の異所性心肺移植モデルを用いて検討した。各々UWS群(4頭)とMCS群(5頭)とした。ドナー心は心筋保護液で停止させ、各々UWSとMCSでフラッシュ後、心肺ブロックを浸漬保存した(4℃)。MCS群では5頭中1頭しか心機能は良好でなかったが、UWS群では全例で良好であった。UWS群では、移植前後で各々、心拍出量は、71.2 +/- 21.6と96.4 +/- 44.4 ml/min/kg, PaO2は80.8 +/- 12.9 と74.1 +/- 2.7 mmHg,及びPaCO2は25.6 +/- 5.5と35.9 +/- 13.3 mmHgで、有意差はなかったが、肺血管抵抗は、8.8 +/- 5.2から13.8 +/- 3.7 Wood unitsに有意に上昇した(p <0.05). 移植後の心筋水分含量は、UWS群(78.6 +/-2.0)の方がMCS群(81.1 +/- 1.4)より有意に低値であった(p<0.05). 移植肺のwet/dry比は両群ともに移植後に有意に増加したが、UWS群の方が有意に低値であった。これらのデータからUWS液の方がMCS液より心肺機能を良好に保存するが、肺浮腫を十分には抑制できなかった。 |