教員情報 |
シマザキ ヤスヒサ
shimazaki yasuhisa
島﨑 靖久 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | Abdominal aortic aneurysm. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Interdisciplinary concepts in cardiovascular health.Wakabayashi I & Groschner K |
出版社・発行元 | Springer |
巻・号・頁 | Volume3.,161-179頁 |
著者・共著者 | Shimazaki Y,Ueda H |
概要 | 疫学調査からは高齢、男性、家族暦、喫煙と合併する動脈硬化症が腹部大動脈瘤の危険因子である。50歳以上では3-10%に見られる。ニコチンは血管平滑筋におけるAMPKa-2を刺激する事によって腹部大動脈瘤が形成される事が実験的に示されている。腹部大動脈瘤の病態整理は大きく関連する二つの過程が考えられ、それらは細胞外マトリックスの消失と炎症である。多くの細胞外蛋白融解酵素、特にMMP-2,MMP-9,cysteine protease,serineproteaseが細動外マトリックスの破壊に関与している。プロテアーゼと抗プロテアーゼのバランスが腹部大動脈瘤においては蛋白融解に傾いている。これらには、c-Jun N-terminal kinaseやNFkBが関与し、これらの抑制によって実験的に腹部大動脈瘤の発生を減少するのみならず、既に出来ている腹部大動脈瘤が小さくなることが示され、細胞外マトリックス合成が回復する事を示唆している。一方、microRNA-21が大動脈瘤発生に抑制的に働いている事が解ってきた。 |