フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1992/06
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・共著
Myocardial energy metabolism in asphyxiated canine hearts preserved for 24 hours.
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplantation.
巻・号・頁 53(6),pp.1215-8
担当範囲 実験を一緒に実施。ATP、湿・乾燥重量の測定を実施
著者・共著者 Shirakura R, Matsuda H, Nakano S, Nakata S, Kaneko M, Takami H, Miyagawa S, Fukushima N, Kitagawa S, Naka Y, et al.
概要 Berzer UW液(UWS)の無呼吸心停止後ドナー心の保存効果を、雑種成犬の同所性心移植モデルを用いて検討した。on-site移植心(1群)と無呼吸下心停止後ドナー心の24時間浸漬保存心(2,3群)を比較検討した。2,3群では無呼吸前にベラパミル、プロルラノロールとプロスタサイクリンを投与した。無呼吸下心停止後、10分間warm blood cardioplegiaで冠潅流し、体内にて2時間冷温で潅流を継続した。心臓摘出後UW液で22時間保存した後に、同所性心臓移植を行った。3群では再灌流時にwarm blood cardioplegia(TC)で再灌流後に大動脈遮断を解除した。全例共に、強心剤を使用せずに、体外循環から離脱した。心筋内ATPを経時的に測定したところ、無呼吸心停止前後で23.7 +/- 1.7 から 15.9 +/- 2.5 mumol/g dry wt. (p<0.0001)に低下した。3群ではTC後に1群と同程度までに心筋内ATPは回復していたが、3群では低値であった。この方法により、無呼吸下心停止後ドナー心の24時間浸漬保存後の移植心の心筋内ATPが回復することが示唆された。