フクシマ ノリヒデ
  福嶌 敎偉
   所属   千里金蘭大学  看護学部 看護学科
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1993/04
形態種別 研究論文
標題 (学術論文)英文・共著
Prolonging discordant xenograft survival with anticomplement reagents K76COOH and FUT175
執筆形態 共著
掲載誌名 Transplantation.
巻・号・頁 55(4),pp.709-13
担当範囲 実験を助手
著者・共著者 Miyagawa S, Shirakura R, Matsumiya G, Fukushima N, Nakata S, Matsuda H, Matsumoto M, Kitamura H, Seya T
概要 ラットにモルモット心を異所性に移植すると、30分以内にalternative complement pathwayの機序で拒絶されるので、このモデルを用いると抗補体製剤のdiscordant異種移植への効果が判定できる。K76COOH(K76)をラットに投与すると、B因子、D因子はあまり抑制されないが、C3が著明に減少するため、alternative complement pathway に関与するACH50が低下する。しかし、FUT175 を投与すると、投与1時間後にB因子を完全に、D因子を一部抑制し、AD50を6時間以上抑制する。FUT175投与で、移植心の生着期間は3時間延長したが、K76では延長しなかった。しかし、両方を投与するとさらに生着期間を延長し、抗モルモット抗体を投与すると拒絶された。以上から、これらの薬剤はalternative complement pathwayの機序による拒絶を抑制できるが、抗体関連型拒絶は抑制できないことが示唆された。