教員情報 |
フクシマ ノリヒデ
福嶌 敎偉 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1993/11 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (学術論文)英文・共著 Prolonged survival of orthotopically transplanted heart xenograft in infant baboons. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J Thorac Cardiovasc Surg. |
巻・号・頁 | 106(5),pp.779-86 |
担当範囲 | 長期間生存ヒヒの管理と遠隔期の心筋生検などの検査を施行 |
著者・共著者 | Kawauchi M, Gundry SR, de Begona JA, Razzouk AJ, Bouchart F, Fukushima N, Hauck AJ, Weeks DA, Nehlsen-Cannarella S, Bailey LL. |
概要 | 若年ヒヒを用いてconcordant異種同所性心臓移植実験を行った。体重を合わせたアカゲザルからヒヒにABO血液型を合わせて同所性心臓移植を施行した。免疫抑制を行わなかった1群(6頭)、移植3日前から後5日まで抗胸腺細胞抗体(ATG)を投与し、移植時に脾摘を行い、タクロリムスを投与した2群(5頭:拒絶が疑われた時にメソトレキセートとステロイドで治療)と、2群の治療に加えて、prophylacticにメソトレキセートを投与した3群(7頭)を比較検討した。1群は平均8日で拒絶にて死亡した。2群の平均生存期間は48.4日で、2例が拒絶の治療中に、3例がCMV感染で死亡した。剖検でドナー心の拒絶の所見は軽微であった。3群の平均生存期間は127日で、1頭は移植後286日目の現在生存している(244日目の生検で拒絶無し)。2頭がCMV感染、1頭がKlebsiella肺炎、1頭が肺梗塞、及び2頭が軽微な拒絶で死亡した。この治療法を行うことにより、concordant異種心臓移植後の拒絶を抑制し、生存できることが示唆された。 |