イシカワ ヒデアキ   ishikawa hideaki
  石川 秀明
   所属   千里金蘭大学  栄養学部 栄養学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/08
形態種別 総説・解説(学術雑誌)
招待論文 招待あり
標題 インターロイキン6による骨髄腫細胞の増殖にはCD45とsrc型キナーゼが必要である.
執筆形態 単著
掲載誌名 山口医学
掲載区分国内
巻・号・頁 52(4),105-112頁
概要 IL-6受容体と他の膜分子の相互作用によりIL-6による骨髄腫細胞の増殖が誘導される分子機構の例を概説した。IL-6による骨髄腫細胞の増殖にはIL-6によって活性化されるSTAT3とERK1/2に加えて、CD45によって制御されるLynの活性化が重要である。染色体相互転座によりFGFR3が異所性発現する骨髄腫細胞では、IL-6によって活性化されるSTAT3に加えて、FGFによって活性化されるERK1/2とPI 3-kinaseが細胞増殖に重要である。IL-6Rを過剰発現する骨髄腫細胞では、IL-6刺激でIGF-I受容体が活性化することにより、IL-6単独で細胞増殖を誘導できる。