教員情報 |
フクシマ ノリヒデ
福嶌 敎偉 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 1994/06 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (学術論文)英文・共著 Lymphocyte subset monitoring can detect xenoheart rejection in primates. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Transplant Proc. |
巻・号・頁 | 26(3),pp.1067-9 |
担当範囲 | 実験を助手及び実験ヒヒの飼育 |
著者・共著者 | Kawauchi M, Fukushima N, Gundry SR, de Begona JA, Nehlsen-Cannarella S, Bailey LL. |
概要 | 若年ヒヒを用いてconcordant異種同所性心臓移植実験を行った。体重を合わせたアカゲザルからヒヒにABO血液型を合わせて同所性心臓移植を施行した。免疫抑制を行わなかった1群(6頭)、移植3日前から後5日まで抗胸腺細胞抗体(ATG)を投与し、移植時に脾摘を行い、タクロリムスを投与した2群(5頭:拒絶が疑われた時にメソトレキセートとステロイドで治療)と、2群の治療に加えて、prophylacticにメソトレキセートを投与した3群(7頭)を比較検討した。1群は平均8日で拒絶にて死亡した。2群の平均生存期間は48.4日で、2例が拒絶の治療中に、3例がCMV感染で死亡した。剖検でドナー心の拒絶の所見は軽微であった。3群の平均生存期間は127日で、1頭は移植後286日目の現在生存している(244日目の生検で拒絶無し)。移植後の免疫抑制療法を検討するにあたり、リンパ球サブセットを解析することで拒絶を疑い、メソトレキセートなどの治療が奏功したことから、リンパ球サブセットの解析でxenograft rejectionを診断できる可能性が示唆された。 |