教員情報 |
ドイ ユウコ
doi yuuko
土井 有羽子 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
標題 | 自宅で生活する高齢者の転倒の実態と住環境との関連 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 16(1),1-8頁 |
著者・共著者 | 土井有羽子、上野昌江、和泉京子 |
概要 | 自宅で生活をする高齢者の転倒の実態を自宅の住環境との関連から検討することを目的として、老人教養講座を受
講する65歳以上の高齢者300名に無記名自記式調査を実施した。 その結果、有効回答数は262名(87.3%)で、男性55名、女性207名であった。 過去1年間の転倒率は男性7.3%(4名)、女性23.7%(49名)で、女性の転倒率が有意に高かった(p<0.01)。自宅内転倒 による外傷は、男性1名は打撲、女性は擦過傷、捻挫、骨折等であった。転倒理由は「段差でのつまずき」、「物につまずく」、「物に滑る」などであった。転倒群は非転倒群よりも、「段差でつまずきそうになる」、「段差でバランスをくずす」などの9項目に該当する者が有意に多かった(p<0.05)。今後の転倒予防事業に関して、高齢者の属性はもちろんのこと、個々の高齢者の自宅の住環境の改善について具体的に検討する必要性があるという知見が得られた。 |