教員情報 |
フクシマ ノリヒデ
福嶌 敎偉 所属 千里金蘭大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2000/11 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | (学術論文)英文・共著
Assessment of autonomic reinnervation of cardiac grafts by analysis of heart rate variability. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Transplant Proc. |
巻・号・頁 | 32(7),pp.2383-5 |
担当範囲 | 研究実施・解析及び論文作成の指導 |
著者・共著者 | Yoshitatsu M, Ohtake S, Sawa Y, Fukushima N, Nishimura M, Sakakida S, Ichikawa H, Satou H, Matsumiya G, Kobayashi Y, Horiguchi K, Miyagawa S, Shirakura R, Matsuda H. |
概要 | 移植心は除神経状態になるが、一部の症例で再神経化するとも報告されている。4名(経過期間お長い順に症例1,2,3,4)の心臓移植患者で、安静時と運動時の心拍変動(heart rate variability; HRV)と123I-MIBGを行い、除神経がおこっているかどうか検討した。HRVは低周波(LF)と高周波(HF)を測定し、HFは副交感神経系の活動を、LF/HF比は交感神経系の活動を示していると言われている。心臓移植患者のHF及びLF/HF比はいずれも健常者6人と比較して有意に低値であった。心臓移植患者の123I-MIBGによるH/M比は、健常者に比較して有意に低値であったが、最も長期(5年10ヶ月)に経過を見ている症例1で、経時的に増加していた。この症例は他の3例に比較して、HFは高値であった。運動負荷で、症例1,2ではHFが低下したが、症例3では低下しなかった。症例が少ないので、断定はできないが、移植後の経過とともに副交感神経系の活動が回復してくる可能性が示唆された。 |