研究業績
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イノウエ タカシ
Takashi Inoue
井上 貴詞 所属 神学部 総合神学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 高齢化する東アジア圏の中での日本の社会・教会と国際的なキリスト教福祉教育の課題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | キリストと世界(27号) |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 日本を含む東アジア圏において、今後の高齢化の進行と社会への影響が大きなものがある。日本は、高齢化のフロントランナーとしてモデルを示すことの責任があることと同時に東アジア圏、とりわけつながりの深い中国、韓国、台湾とは平和的共存と協力関係を構築する必要がある。
また、論者の訪問した台湾においては、教会と密接な関係を持ったソーシャルミニストリーが盛んであり、福祉の領域には多彩で包括的な実践がある。このような先進的なアプローチは、台湾に限ったことではないと考えられ、日本の社会と教会は東アジア圏の国々の取り組みからも学ぶ必要がある。 2015年の学長裁量プロジェクトでは、森田・井上共同チームで「国際と福祉をつなぐ統合的カリキュラム」を提案したが、その内容と試案は大学内外で今後その実現に向けて活発に議論される必要がある。 グローバル化と高齢化が進行するアジアの時代に、異文化を体験し、グローバルな視野を培う統合教育カリキュラムの実施は、今後の本学の魅力を増すだけでなく、社会と教会の刷新のためにも大きな意義がある。 キーワード;東アジア圏と日本の高齢化、教会のソーシャルミニストリー、国際福祉教育 |