研究業績
|
シノハラ モトアキ
Motoaki Shinohara
篠原 基章 所属 神学部 総合神学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/12 |
形態種別 | 学位論文(博士) |
査読 | 査読あり |
標題 | The Church as God’s Missionary Community: Toward an Evangelical Theology of the Missional Church with Implications in the Japanese Evangelical Churches |
執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | Trinity Evangelical Divinity School |
著者・共著者 | 篠原基章 |
概要 | この論文は、宣教の神学の分野における「教会」の神学的理解と位置づけに関する研究である。福音派の宣教の神学において、個人的救済 (伝道)に強調点がおかれてきたがゆえに(その強調自体は非常に本質的な事柄であるが) 、教会の理解は伝道活動の延長線上において理解される傾向が強く、その教会理解は不十分であった。この論文は、現代における宣教的教会論(missionary ecclesiology or missional church)の議論を手掛かりとして、教会の宣教的な性質(the missionary nature of the church)の理解から福音派の神学における教会の理解と宣教の使命を再検討する。第一部において、二十世紀におけるエキュメニカルと福音派の宣教の神学における 「教会」の理解と位置づけに関する変遷と課題について考察する。第二部において、現在の宣教的教会論の展開と問題点を批判的に考察し、 福音派の宣教の神学の枠組みにおける宣教的教会論の構築を試みる。 第三部において、近代日本における教会理解を概観し、主に日本の福音派教会における宣教的教会論の神学的・実践的意義について論じる。 |